犬が注射しなければならないワクチンにはどんな種類があるのか

ワクチンは動物の本来持っている免疫を高めて、感染症に対する防壁を生み出していくために打ちます。あらかじめワクチンを摂取しておけばいざ病気になった場合、症状を軽減させる効果を期待出来るでしょう。犬の飼い主は自分の愛犬に、必ずワクチンを打たなければならないのですが予防注射をする時は注意しなければならない点があります。

まず気をつけなくてはならないことはアナフィラキシーショックです。思い副作用であるアナフィラキシーショックが出やすいのは接種後15分ですので、打ったあとは安静にさせて変化を見ると良いでしょう。家に帰った後に元気がなくなっている用に見える場合は、翌日病院に行って見てもらうと言いでしょう。 犬用のワクチンには3つの種類が存在します。

重要度が高い順に義務ワクチン・コアワクチン・ノンコアワクチンです。この中で必ず打たなければならないものが義務ワクチンで、狂犬病ワクチンがその中の主なものになります。狂犬病のワクチンは生後3ヶ月までの子犬に必ず摂取させることが推奨されているのですが、それは狂犬病発症後の致死率が100%の危険な病気だからです。人にも感染してしまうほど危険なウイルスで、ワクチン未接種者には20万円程度の罰金が課せられます。自治体によっては集団摂取を行っている場合もあるので、そういった仕組みを利用するといいでしょう。

コアワクチンは摂取が推奨されているもので、代表的なものに犬ジステンバーウイルスや犬伝染性肝炎などがあります。これらのウイルスはかかる確率自体はそれほど高くありませんが、感染すると重症化することがあるので摂取したほうが安心できるでしょう。ドッグランやペットホテルの利用を考えている場合は、ワクチンを打った証明書の提出が求められる場合があるので、その意味でもあらかじめ打ったほうが無難です。証明書はワクチン接種を受けた動物病院で発行してもらえます。

ノンコアワクチンに分類されるのは犬コロナウイルスや犬パラインフルエンザなどのワクチンです。他の感染症ほど危険性は高くありませんが、多頭飼い等をしている場合は摂取を勧められることもあります。その場合はすぐにワクチンを打ったほうが良いでしょう。