初めて犬を飼う人へ、適切なエサの与え方を紹介

犬にエサを与える場合、特に決まった時間というものはありません。与えるタイミングを固定しすぎてしまうと、むしろ、犬にとってストレスとなってしまう恐れがあります。しかし、理想はあります。子犬の場合は朝、昼、夕方、夜の1日4回与えるとよいでしょう。成犬の場合は、子犬に比べて消化器官が発達しているので、朝、夕方の1日2回与えるべきです。

シニア犬は、成犬より消化器官が衰えており、睡眠時間が増えます。よってその時間を避けた時間帯で1日3回から4回を目安にするのがおすすめです。 市販されている犬のエサの中で主食としてあげられるものは、ドッグフードです。ドッグフードには、ドライフードやウェットフード、セミモイストフードがあります。ドッグフードの中でも、最もポピュラーな形状がドライフードです。水分含有量が多くやわらかいウェットフード、ドライフードとウェットフードの中間の水分を含むのがセミモイストフードになります。

愛犬の体調や年齢に合わせたフード選びを心がけておきましょう。 一緒に過ごしている時、人間の食べ物をおねだりする犬もいるでしょう。しかし、人間には無害でも犬にとって有害な食べ物は多数あります。特にネギ類は与えないよう注意が必要です。

ネギ類を摂取することで犬の赤血球を破壊してしまう恐れがあります。赤血球が破壊されると貧血などを起こし、最悪の場合、命を落とすこともあります。また、チョコレートも与えないようにしましょう。チョコレートのカカオにはテオブロミンが含まれており、摂取すると中毒症状を起こしてしまいます。正しいエサをあげて末長く一緒に過ごせるとよいですね。

人間と同様、おやつが好きな犬もいます。おやつを与えることでしつけがしやすくなる、飼い主とのコミュニケーション手段にもつながるでしょう。しかし、与え方が間違っていると、犬が不健康になってしまうこともあります。1日数回与えてもよいですが、やりすぎには注意しましょう。