犬を初めて飼う場合に準備しておくアイテムと注意すべきポイント

犬を初めて飼う場合、準備しておくアイテムは「食事に関するもの」と「その他」に分けることができます。「食事に関するもの」としては「食器」と「ドッグフード」で、食器はドッグフードを入れる容器と水を入れる容器の2つが必要です。

どちらも底が平たく深さのないもので、犬が食べやすく動かないものを選ぶことがポイントです。プラスチック製の容器もありますが軽く動きやすいため、陶器やガラス製がおすすめです。 ドッグフードを選ぶ際は、原材料と添加物に注意することが大切です。原材料は何の動物の肉を使っているかがきちんと表示されていることがポイントで、「肉類」のように表示されているものはなるべく避けるようにしましょう。添加物については「BHA・BHT・エトキシキン」の有無に注意が必要です。

BHAは「ブチルヒドロキシアニソール」と呼ばれる酸化防止剤のひとつで、ビタミンAやカロテン、動物性油脂などの酸化を遅くする効果があります。厚生労働省が定めた基準内であれば問題ないと言われていますが、人間向けの食品には使用されていない成分で発がん性が否定されていないため、なるべくなら与えたくない成分です。

BHTは「ジブチルヒドロキシトルエン」とも呼ばれる脂溶性の酸化防止剤です。BHTは厚生労働省によって指定添加物として認可されている成分ですが、犬に長期に亘って与えた場合に下痢や主要臓器の中毒症状などが確認されています。エトキシキンも酸化防止剤のひとつですが、農薬としても使用することが禁止されている成分です。膀胱や大腸がんの発症リスクを高めるため、これらの添加物の含まれていないドッグフードを選ぶことがポイントです。

「その他」で必要なアイテムには、犬を入れる「ケージ」「トイレ」「リード」などがあります。ケージは犬が落ち着くために必要なアイテムで、屋根があり柵で覆われているものがおすすめです。サークル状のものでも代用できますが、大型の犬だと飛び越えてしまうこともあるので、できれば屋根付きを選ぶことをおすすめします。

トイレはケージの中に入るサイズで、トレーにペットシートを組み合わせるタイプが掃除も楽で便利です。場所を覚えるまで時間がかかる場合がありますが、根気よく覚えさせることがポイントです。リードは単純な紐製でも問題ありませんが、伸縮可能なリードもありますので、犬の大きさに合わせて選ぶようにしましょう。