外での犬の飼い方と、その注意点を解説します

犬小屋を設置する場所は、

「直射日光が当たらず風通しの良い場所」
「通行人から離れていて、家族から犬の顔がよく見える場所」

を選びます。日本は夏の暑さが厳しく湿度が高いので、直射日光が当たる場所や湿度が高い場所だと犬が熱中症になってしまう危険があります。都合の良い場所が庭にない場合は、すだれを設置するなどの工夫をしてあげましょう。他には、犬小屋の中にすのこを敷いてあげると通気性が良くなります。

学校が近くにある場合、子どもが登下校している時に犬を触ろうとすることがあります。その時、子どもの手に噛みついてしまうなど、怪我をさせてしまう可能性があります。そのようなことを避けるため、通行人から離れた場所に犬小屋を設置します。また、犬を外で飼っているとどうしても様子がわかりにくくなるので、体調の変化などがわかりやすいように、家族から見えやすい場所に犬小屋を設置してください。なにより、犬は群れで生活する動物なので、愛犬が寂しくないようにしてあげましょう。

また、玄関など人が頻繁に出入りする場所は、犬が落ち着かないため犬小屋の設置には不向きです。 犬を外で飼う際の注意点を3つ紹介します。1つは、脱走する危険があることです。柵やフェンスを設置することで対策できますが、運動能力の高い犬はフェンスを跳び越えてしまうことがあるので、犬種や個々の運動能力を考え、柵やフェンスの高さを考えましょう。2つ目は、暑さや寒さに弱い犬種がいることです。サモエドやシベリアンハスキーはロシアが原産国で、日本の冬の寒さは問題ありませんが、夏の暑さには弱いので、夏だけは室内で飼育する環境を整える必要があります。

また、犬種に関わらず小型犬は寒さに弱いので、冬だけは室内で飼うことを推奨します。犬用の冷房や暖房があるので、その設置も検討してみましょう。また、台風や大雪などの悪天候の場合は家の中に入れてあげましょう。3つ目は、虫に刺されることです。蚊やノミに刺されると人間と同じで痒くなるため、掻きむしって血が出てしまうことがあります。小まめに犬小屋を掃除したり、犬にブラッシングやシャンプーをしてあげることで対策できます。